ピエール・オージェ観測所のデータが示したように大量の原子核が地球に降り注ぐことになるというのだ

天の川銀河で起きる星の爆発は陽子と原子核両方を加速する。陽子はすぐに銀河から出て行くのに対し、より重くて動きの鈍い原子核は銀河内に渦巻く磁場にとらえられて、陽子に比べてより長い間銀河内に留まる。その結果として、銀河系内で原子核の密度が増大して、ピエール・オージェ観測所のデータが示したように大量の原子核が地球に降り注ぐことになるというのだ。

粒子を超高エネルギーにまで加速できるような重い星の爆発は、他の銀河でも見つかっており、宇宙最大の爆発である現象「ガンマ線バースト」が発生することが知られている。研究チームは、同じような巨大な爆発は天の川銀河の中でも少なくとも100万年に数回の割合で起きていたという証拠も、分析の結果から得ている。











地球に降り注ぐ宇宙線の生成プロセスが明らかに