たかじん「ほんなら、どっかでまだ」

150歳以上の高齢者が続出するだろう

150歳というのは医学的にはありえなくても、社会学的にはありえるのです。

辛坊「最近地方自治体の、今年の敬老の日に――皆さんは気が付かれましたかね? 昔は名物だった長寿番付っつうのが、軒並みなくなってるんですよ」

やしきたかじん「ああ、よう出てるよなあ」

辛坊「昔は「ベスト10は何位ですー」。ところが今、一番上の人も実は匿名であったり、仮名ね、実名が出てたり、っていう。何が起きてるかというと…」

たかじん「老人…は、あんま、ニュースで…?」

辛坊「もう、だから、もう軒並みね、名簿廃止なんです。で、一つはプライバシーの保護なんです」

桂ざこば「あの、きんさんぎんさんみたいに、もう取材にも行けないということですか?」

辛坊「あの、今回の場合は……見たことないでしょう?」

たかじん「見たことない」

ざこば「外人の、長寿が死んで、日本の人が世界一になったんでしょ?」

辛坊「114歳の方がなったというニュースはありましたが、その人の映像を見た人っていうのは……、誰もいないでしょう? 一つにはプライバシーの侵害っていうのがあって、何が起きてるかというと、役所の人がお祝いを届けに来ましたんでったら、「いや、もう、うちのおばあちゃん、誰にも会いたないって言うてるから、帰って!」って言うわ。「名前、公表せんといて」っていう話になって。まず長寿名簿っていうのが世の中から消えたんです」

一同「ほう…」

辛坊「一つはプライバシーと個人情報保護なんです。もう一つは何があるかというとですね――これ、ちょっと恐ろしい話なんですが――、最近ちょっと事件が結構あるんですけど、中高年、仕事がないと。で、だんだん世代が下にいくほど年金制度が悪くなっていくわけですよ。ね。とすると、自分の親の代のほうが年金はずっと高い。何が起きるかというと、その下の世代が親の年金で飯食うてる人がものすごい社会的に増えてきてんです。この人たちにとって一番困るのは、親が死ぬことなんです。親が死んだら年金もらえなくなるんです」

宮崎哲弥「じゃ、死亡届出さないんだ?」

辛坊「死亡届出さないんです」

一同「はあ〜〜」

辛坊「死亡届出さないんです。で、これね、見つかりゃ犯罪ですよ。見つかれば犯罪ですが、見つからない限りはそのまま入ってくる」

ざこば「役所はよう見つけんわな、アホやから」

辛坊「さらには80、90ぐらいになってくると、年が親の世代なのか自分の世代なのか、もうようわからんようになってくるわけです。で、韓国みたいに全員の指紋取ってるわけじゃないから、その人が本人なのか、その人の息子なのかも、なかなかわからない」

(一同笑)

辛坊「そうすると、親を極端な話――実際あった事件ですけど――、埋めて、……殺すわけじゃないですよ。自然に亡くなったんだけれども、届け出して火葬にするとバレてしまうから、そのまんま穴掘って埋めて、自分がなりすましてそのまんま、年金をもらって生活してる人が現実にいて、摘発されることも何回か過去にあった。何が起きてるかというと、本当は死んでるんだけども、役所のデータ上は生きてるという高齢者が」

宮崎「あ、それで150歳以上なんだ!」

辛坊「ものすごく増えてきてる。その人たちは毎年毎年、1歳ずつ年とってってるわけですよ。その上……」(いったん途切れる)

辛坊「というのを昨日スタッフに言われて思いついて、今日私、厚生労働省に電話したんです。なんで電話したかというと…。あの100歳以上、今年日本で発表になったのが40399人なんですよ。厚生労働省に今日私電話して、「この人たちは本当に生きてるんですか?」って厚生労働省に聞いたんです。そしたらその担当の方は「多分、生きてないと思います」」

一同「えーっ!」

辛坊「はっきりそう言いました。「どういうことですか?」って聞いたら、この40399人というのは住民基本台帳に載ってる100歳以上の人で、実は――今回はまだ4万ぐらいだから追跡調査ができるんで――自治体がひとりひとり確認に行ったら、確認できた人は、21603人なんです」

たかじん「半分や」

辛坊「だから、「それ以外の人は生きてるかどうかわかりませんなぁ」。だから、実は4万というのは参考データで、確認取れてる100歳以上は、2万人、(住民基本台帳上の100歳以上のおよそ)半分なんです」

たかじん「ほんなら、どっかでまだ、年金で食うてるヤツが…」

辛坊「よう〜けいると思います。これからどんどん増えますよ。150どころか、200、300は当たり前」

(「たかじん委員会」第300回)











第89.5回 現時点、信憑性のものすごく高い予言 - ふじながたかみの日本御臨終宣言